Thinking NoteNo.10

YOLOv4とYOLOv5の公開

YOLOの作者Jeseph Redmon氏は研究の軍事利用やプライバシーへの懸念から2020年2月21日に研究を辞めました。その後、2020年4月23日に、darknetのレポジトリをフォークして開発していたAlexey Bochkovskiy氏がYOLOv4を公開しました。さらに、2020年5月27日に、YoloのPytorch実装を行っているGlenn Jocher氏がPytorch版のYOLOv5を発表しました。どちらのYOLOも、Yolov3より高速、高性能、軽量化を実現しています。
社内で、WindowsPC,NVIDIA RTX2080SUPERを使用して、YOLOv4のDLLを作成しPythonラッパで動画を再生したところ、40FPSの速度が出ました。どちらもリアルタイムで動作しますが、YOLOv4の方が検出性能が少し高いようです。しかし、YOLOv5はPytorch実装の為、インストールや開発が容易でしょう。この後、調査して使用するYOLOを決める予定です。